現在私は2人のママとして育児をしていますが、2人を妊娠していた当時ふと思った事がありました。
極度の心配症だからでしょうか。
でも実際、南海トラフ巨大地震が今後30年間の間に発生する確率は70~80%とも言われています。
南海トラフと根室沖の巨大地震 発生確率80%に NHK 災害列島 命を守るサイト
そこで今回は、これから妊活、そして出産する妊婦さんやご家族が災害に向けて備えるべき事をまとめました。
この記事を読んで、出産の準備と一緒に揃えてみてください♪
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- 現在妊娠している方
- 出産予定日が近い方
- 外出時に妊婦が必要な防災グッズを知りたい方
- 妊婦の車中泊避難についての注意点や防災グッズを知りたい方
妊娠中に被災したママの声

では実際に当時妊娠中だった方が被災された時、どのような状況だったのでしょうか?
当時妊娠中だった方の声が記載された本があります。
・妊娠初期でお腹が目立たなかったため、避難所の作業で立っていることがつらいと言い出せなかった。
(以下略)
・震災1週間後に、震災前から通っていた病院で出産。緊急用の水道や電気があったものの、薄暗く水やお湯が少ししか使えない中での出産と入院生活だった。(以下略)
引用:被災ママ1089人の声に学ぶ!子どもを守る防災手帖 MAMA-PLUG編・著 KADOKAWA
これらの声が掲載されているのは、現在勉強させてもらっているこちらの本です。
当時の妊婦さんが被災当時は不安と恐怖におそわれ、とても辛く大変な思いをされている事がわかります。
この方たちのような経験が、私たちに降りかかってきても全くおかしくないのです。
妊娠中にしておくべき災害への備え

では、外出中に災害がおきてしまった場合に備えて妊婦さんはどのような備えをしておけばいいのでしょうか?
ここからは、外出時に必要な物を紹介していきます。
①母子手帳とお薬手帳、保険証

妊娠中はどんな場所に行くときも母子手帳とお薬手帳、そして保険証はかならず持参しましょう‼︎
状況によっては普段のかかりつけの病院を受診できないこともあり、いざという時にあなたとお腹の赤ちゃんを助けるための必要な情報がこれらの中に沢山入っています。
パッとすぐに取り出せるように、母子手帳ケースにこれら一式をいれておくといいでしょう。
②連絡手段の命綱!スマホも忘れずに

被災時の情報収集、家族や親せきとの連絡手段など、命綱ともなりえるのがスマホですね。これも必ず持参してください!
災害時におすすめのアプリも沢山ありますので、あらかじめインストールして使い方を把握しておきましょう。
おすすめアプリ① yahoo!防災速報
おすすめ防災アプリ②radiko

震災時の情報源としてかかせないラジオが、このアプリをインストールしておけばスマホで聞くことができます。無料で利用することができるので非常におすすめです。
私は好きなラジオ番組を聞いたりもするので、ラジオが好きな方は普段使いでも活躍しますよ。
ほかにも、ふゆみ流でLINEで家族や友人に向けて、1度に安否をお知らせする方法をこちらの記事で紹介しています。

LINEはスマホを持っている人ならばほとんどの人が利用しているアプリなので参考にしてくださいね!
③マタニティマークをバックに付けておく

お腹が膨らんでくると一目で妊婦とわかるかもしれません。しかしまだ妊娠初期のお腹が目立たない時期や、災害などの非常事態の時は妊婦であることを回りに知ってもらう必要がある場面もでてくるでしょう。
例えばショッピングモールなどで被災した場合、人が出口や非常口に集まり体を押されたり、転んでしまう危険性があります。
バックにマタニティマークを付けておき、自分の身の安全を確保するように心がけてください。
④防災ポーチを準備する

外出する際には、いつ何がおきてもいいように防災ポーチをつくっておきましょう。このポーチは妊娠時に限らずいつでも持っておくと、いざという時に役に立つお守りのような物です。
今回はその中でも、妊娠時に入れておくべき物もピックアップして紹介していきます。
非常食

もし被災した時には心の安定を保つ・低血糖予防の意味合いでもクラッカーやゼリー飲料などの非常食を常備しておくといいでしょう。
非常食を選ぶ時は、自分が好きなお菓子や飲み物、気分転換にもなるガムやタブレットを準備することをおすすめします。
そうすると準備も楽しいですし、食べる時の楽しみもできます。更に非常時の心の安定に繋がりやすくなりますよ。
なかでもおすすめなのが、非常食として有名な「えいようかん」です。
味も美味しいと評判で、カロリーもありコンパクトなので場所をとりません。そして約5年間の長期保存が可能です。
クラッカー等は崩れやすいというデメリットがありますが、こちらは型崩れもしないので保管にも便利ですね。
ちなみに、「あんこが苦手・・・」という方にはチョコ味もありますよ。
また、ちょっとした外出でも水筒やペットボトルを持参するだけでも立派な防災になります。妊娠時に限らず持ち歩く習慣をつけておきましょう。
携帯用トイレ 数個

携帯トイレを数個入れておけば、いざという時にトイレを我慢せずにすみます。
ただし、あらかじめ使い方に慣れておく必要があるので、一度購入した携帯用トイレは試してみる事をおすすめします。
産褥パッド+ショーツ(生理用ナプキンでも可)2~3枚

こちらは妊娠後期の方は特に必須項目ともいえます。
災害にかかわらず、外出先で突然破水してしまう事もあります。そんな時は出産後に使われる産褥パッドや、大きめのサイズの生理用ナプキンを数個用意しておくと安心です。
また破水した場合は下着も汚れてしまうため、清潔を保つためにも産褥ショーツなどの下着類も1~2セットいれておくといいでしょう。
常備薬

現在病院から処方されているお薬があれば、1~2日分は防災ポーチの中に入れておきましょう。
特にお腹の張りを抑えるための張り止めの薬など、大事な薬がある方は必ず持参してください。
使い捨てカイロなどの保温グッズ

妊婦にとって時期にかかわらず冷えは大敵です。
理由としては、お腹の張りに繋がり赤ちゃんに影響を与えてしまうから。場合によっては早産を招いてしまう事も。
もし外出中に被災した場合、たとえ室内でも暖房器具などが故障して寒くなる可能性があります。
外出時は手袋などの衣類で保温+使い捨てカイロやアルミシートなどの、かさばらない保温グッズも準備しておきましょう。
感染予防グッズ

新型コロナウイルスの流行に伴い、最近では感染予防対策も必須項目となってきています。同時に秋ごろからはインフルエンザの流行時期とも重なります。
特に妊婦さんは通常時よりも免疫力が落ちており、感染しやすい状態になっています。
感染予防グッズも忘れずに準備しておきましょう。
感染予防対策についてこちらの記事で詳しくまとめているので、参考にしてください!

モバイルバッテリー

連絡手段の命綱となるスマホですが、このスマホの充電がもし切れてしまったら大変です。
少なくとも1~2回分の充電が可能なモバイルバッテリーを入れておくといいでしょう。
ところで、あのダイソーにとても優秀なモバイルバッテリーがあるのをご存じですか?
こちらの記事でレビューをまとめてますので参考にどうぞ!

⑤かかりつけの産婦人科の連絡先をひかえておく

万が一被災した場合、同時にかかりつけの産婦人科も被災している可能性が高いです。
その場合、もし切迫流産・早産や破水などのトラブルが発生しても対応できない可能性もあります。
かかりつけの産婦人科が対応可能か、対応できない場合の手段を確認するためにも連絡先は必ずひかえておきましょう。
車内で被災した時の注意点とは

冒頭から何度も述べていますが、震災はいつおこるかわかりません。もし車内で被災した場合も考慮し、備えておきましょう!
車中泊で妊婦が注意すべき点

災害が発生した時によく耳にする「エコノミークラス症候群」。
実は、妊婦は普段以上にリスクが高まることをご存じですか?
妊娠すると全身の血液が固まりやすくなるため、もともとこの血栓ができやすくなっています。エコノミークラス症候群になると、血栓が詰まるせいで肺がうまく働かなくなり、息切れや胸・背中の痛みなどを感じることがあります。さらに悪化すると、お母さんとお腹の赤ちゃんの命に関わることもあるのです。
血液が固まりやすい状態を防ぐために、対策としては次の点が挙げられます。
- こまめに水分をとる
- ストレッチや体操で体を動かす
また、妊婦用の着圧ソックスなども販売されているのでこれを機会に準備しておくといいですよ。
その他の車中泊に関するメリットやデメリット、車にのせておきたい防災グッズを知りたい方はこちらからどうぞ!

まとめ

災害は自分の体調に関わらず、いつどんな時におこってもおかしくありません。日頃からの備えが大切です。
妊娠期間は約10か月。
長い人生の中では短い期間かもしれませんが、その間に被災したという方が沢山いるのも事実。
そして何よりも、お腹の子どもを守る事ができるのはママになるあなたです!
平穏な日常を過ごす事ができる「今」に感謝し、今できる対策をとってみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました!