前回は安定期に切迫流産で入院になった時の備忘録を綴りました。
前回の備忘録はこちらからどうぞ!

今回は、退院後にどんな生活をしていたか(妊娠中期~後期)についてお話したいと思います。
【この記事はこんな方におすすめ!】
- 切迫流産・切迫早産になりやすい人の過ごし方について知りたい方
- 妊娠中にやっておきたい事について知りたい方
- “早期破水”の体験談について知りたい方
退院後はこんな生活でした
夫くんと離れ、実家での生活スタート

入院してから1週間後、状態も安定したので(張り止めの内服薬を4錠/日飲み続けますが)退院する事ができました。
ただ、退院時の診察で
という先生からの指示がありました。
帰宅すれば家事が待っているので、安静にするのは難しい。
かと言って、前回の自宅安静のように毎回母たちに来てもらうとそれぞれの家の家事にも影響する・・・。
そこで、今回はそのまま実家に戻り、出産までお世話になることにしました。

もともそ住んでいるマンションから実家までは車で10分程度の距離。近いので夫くんとは離れて暮らす事になりますが、仕事が終わってから家に寄ったり泊まったりできるので安心できました。
自分の車を実家に置くことができなかったので、車はマンションに置いて産婦人科受診は母がパートから戻ってきてから車を借りるか、運転してもらい受診していました。
車は長期間そのままにしているとバッテリーが上がるなど不具合が生じる可能性があるので、1週間に1回程度は車を運転してもらうようにお願いしておくといいですよ。
fuyumiが選んだ妊娠中にしておくべき事5選
車もないので基本的に家で過ごしていましたが、妊娠中にしかできない事や、出産するまでに済ませておきたい事があったのです。
①友人と食事をする

独身の頃は時間を合わせてよく飲みに行ったりしていました。
でも、出産すると赤ちゃんのお世話が始まるので時間を合わせるのも大変ですし、行けるお店も限られてきます。
もちろん体の事もあり無理はできなかったので、近場のレストランまで乗せて行ってもらい、ゆっくりできる場所で食事しました。
久々の楽しい時間を過ごすことができてとても感謝しています!
妊娠中に食事に行く場合、座敷などゆっくりできる個室などがおすすめです!お腹の張りを感じても周囲のお客さんを気にせず横になることができます。張り止めの薬を常備しておくなどの工夫もしておくといいですよ。
②夫と食事する

友人との食事もですが、赤ちゃんが生まれたら3人家族。2人だけで過ごす時間はほとんどなくなります。
3人家族になるのもとても嬉しいし待ち望んでいる事ですが、2人だけの最後の時間も大事にしたかったんです。
出産予定日のちょうど1か月前が結婚記念日だったので、オシャレなレストランで食事しに行きました。
もちろん前回の焼き肉のような食べすぎはしませんでしたよ!
③マタニティフォトを撮っておく

これは文句なしの「妊娠している間にしかできない事No1」ですよね!
色んな幸せそうなマタニティフォトを見て「私もこんな写真が早く撮りたい!」と思ったのですがお腹の膨らみが目立たないとマタニティフォトって分からないそうです。
当時依頼したフォトスタジオでは、時期的に34週頃から撮影される方が多いそうです。
体調がすぐれない時は赤ちゃんに影響してしまうので無理はしないでくださいね。
④入院セットを準備しておく

これも絶対にしておくべきです!突然入院になる可能性もあるので、以下の物は最低限まとめておくと、いざという時に安心ですよ。
- 着替え(マタニティパジャマや産褥ショーツ、キャミソール等)
- 化粧水、保湿剤
- 洗面道具
- ペットボトル等の水分
- カロリーメイトなどの非常食
- ペン、印鑑などの書類系一式
- 産褥パッド、母乳パッド等の消耗品
私の場合は、前回の入院セットから衣類など一部を入れなおしてそのまま残していました。
⑤免許更新をしておく

これ以外に大穴だと思いますが、免許更新時期にもし安静指示があったり入院していたら更新しに行くことが出来ないですよね。
その場合どうなるのか?当時担当の方に尋ねてみたところ
という事でした。
更新月前に事前に相談すれば更新期間前に更新手続きをする事も可能だとか。
東京都公式ホームページより 海外旅行、出産等の理由による更新期間前の更新手続き
ただ、その場合は通常の免許更新よりも期限が短くなります。
メリット・デメリットがあるようですが、詳しくは直接最寄りの警察署などに確認していただくと確実だと思います。
どうしても更新が難しい場合は仕方ないですが、出産してからだともっと更新しに行くのが難しくなるので、可能であれば出産前に免許更新は済ませておくことを全力でおすすめします!
目標達成!その翌日から体に変化が・・・。
深夜のトイレと破水疑惑

マタニティフォトを撮り終えた翌日、その日は朝から下腹部がチクチクする痛みを感じて目が覚めました。念のために張り止めの薬を飲んで横になるものの、妙に規則的に痛みがきているように感じたのです。
「まさか陣痛?」と疑いましたが、出産予定日までは1か月以上先だったので、少し様子をみる事にしました。
夜になって少し痛みが落ち着いたのですが、ふと「今のうちにシャワーだけでも済ませておこう」と早めにシャワーを済ませました。
今振り返れば、この時「生まれるかもしれないから準備しておこう」と体が無意識に動いたんだろうな~と思います。
その夜中、ふとトイレに行きたくなり立ち上がった時「パシャッ」と股から何かが漏れる感覚がありました。びっくりして思わず下着を見てみると、うっすらピンク色の出血が。

思わずスマホで調べてみると「破水」の文字が。
焦る反面、妙に落ち着いて母に「破水したかもしれない」と報告。母もびっくりして起きましたが、前日から下腹部痛を訴えていたのでなんとなく予測できていた様子。
かかりつけの産婦人科に連絡したところ、
と看護師さんからお話が。そのまま入院になる可能性もあったので準備していた入院バックを持って出ようとすると、母が
「まあ、とりあえず(お茶)飲んでから行こうか」と温かいお茶を淹れてくれました。

出発前にほっと一息ついたところで、
「次この場所に帰ってくるときは“お母さん”になってるのかな」と
不思議な気持ちになりました。
「県外に移動かも」まさかのドクターヘリ!?

車内でまた破水?する可能性があるため、ペットシートを座席に敷いていざ産婦人科へ。この時時刻は午前4時。あたりは真っ暗、病院ももちろん真っ暗です。
到着したところで産婦人科に再度電話し、扉を開けてもらいました。
歩く度に「ジャバッ」と水のようなものが出てくるのがわかりました。
検査の結果、やっぱり破水。
陣痛より先に破水する事を前期破水というのですが、この時点でまだ妊娠35週。
私のように、正期産(37週)に入る前に前期破水すると色々リスクがあるそうです。
妊娠37週以降では前期破水が起こったら入院して陣痛が始まるのを待つのが一般的です。多くは破水から24時間以内に陣痛がきて分娩になります。
一方、妊娠37週未満に前期破水した場合は、早産の原因になって赤ちゃんが未熟な状態で生まれる可能性があることが問題となります。入院した上で、妊娠週数や感染の有無、胎児の姿勢、胎児の状態などに応じた管理が必要となります。
この時初めて子宮口の確認をしてもらったのですが、とにかく激痛。
あまりの痛さに半泣きでした。ただ、この後何回も(数えきれない位)子宮口確認をする事になるのですがだんだん慣れてきます。(おそらく陣痛の痛みの方が勝ったのだと思いますが。)
NST検査のためにおなかに機械を装着、点滴ルートを確保してもらったところで
先生到着。すると先生からこんなお話が。

実は、今までお世話になっていた産婦人科では36週未満の出産をする事ができないという事でした。
さらに熊本地震の影響で出産を受け入れできる病床が減っているため、場合によってはドクターヘリ搬送になってしまうのだとか。
※現在は病院が再開されているため、そのような症例は減っているかと思います。
まさか、こんなところで熊本地震の影響を受ける事になるとは思わずびっくりしたのですが・・・呑気に
と、ちょっと浮かれながら朝食をもりもり食べました(笑)
幸い近場の病院で受け入れて頂いたため、救急車での搬送となりました。患者側で救急車に乗るのも初めてだったので、内心ワクワクしたのもいい思い出です。
まとめ

妊娠中にすませておきたい事は沢山あると思います!
出産予定日というものはありますが、それはあくまでも予定日です。いつ何がおこってもおかしくないので悔いのないように過ごしてくださいね。
それではまた!マタニティ備忘録④でお会いしましょう!