というのも、BCGの予防接種当日から注射部位が真っ赤に腫れあがってしまいました。
結論から言うと「偽コッホ現象」という現象だったのですが、
このような悩みや不安を抱える保護者の方は多いのではないでしょうか?
子どものBCG予防接種で悩んでいる方にとって、少しでも参考になればと思います!
※この記事は5分程度で読めます
※時間がないよ!という方は、最後の「これからBCGを受ける保護者の方に伝えたい3つの注意」だけでもご覧ください!
- これから子どもがBCG予防接種を受ける予定の保護者
- 「コッホ現象」と「偽コッホ現象」とはなにか知りたい方
- 偽コッホ現象の経過を知りたい方
BCG予防接種について
BCGとは「結核」の感染予防注射

BCGとは結核を予防するための注射です。よく「はんこ注射」とも言われており、大人になっても腕に針跡が残っている方はいるのではないでしょうか?
厚生労働省のHPでは、結核とBCGワクチンについて詳しい情報が掲載されています。
結核は昔から怖い病気として恐れられていますが、医療技術も進んで治療がどんどん確立されていっています。とはいえ、完全になくなった病気でもないので注意が必要です。
「コッホ現象」とは?

通常BCG接種後の注射部位は2週間~1か月頃から徐々に赤く腫れあがり、膿が出たりします。コッホ現象とは、この経過が通常より早く起こる事をいいます(コッホ現象の場合、接種後3日~10日以内にこの現象がおこる)。
このコッホ現象が出た場合は、すでに結核に感染している可能性がある、とされています。
ちなみに、大半は「偽コッホ現象」という状態だといわれています。
この偽コッホ現象の場合は注射部位の赤みがでるものの、2~3日でだんだん落ち着いていきます。
以前はBCGの追加接種があったのですが、現在は基本的に1回のみとされています。そのため、予防接種をする先生も気合をいれてグリグリ注射されます。(正直、見ている親も痛々しくて辛いです)
なので針の刺激で赤くなるのも仕方ないと思っています。
ただ、コッホ現象か偽コッホ現象かという見極めは、非常に難しいんですよね・・・。
次男の注射部位の経過
次に、次男の先日のBCG予防接種の経過です!
ちなみに同じ先生に打ってもらった長男の時は、注射直後は腫れませんでした。
BCG接種直後

ハンコ注射の形の方が、針跡より強く残っていました。まあ、あれだけグリグリやられたからな・・・と様子見。
BCG接種約2時間後

ハンコ注射の形と、針の部分ががっつり赤みを帯びてきました。
もう1回やってと言われても絶対やりたくない・・・と思いました(笑)
BCG接種当日夜

ハンコの赤みがとれ、針跡とその周囲の発赤が強くなってきました。
大丈夫、あれだけグリグリされたんだから(以下略)と心の中で何度も言い聞かせ、不安を落ち着かせようとしていました。
接種翌日 朝

針跡の部分が少し盛り上がってきました。膿はまだ出ていないようなので、再度様子見としました。
このあたりから私は、SNSやネットで「BCG 経過」「コッホ現象」と検索しまくりました💦
接種翌日 昼

写真では一見薄くなっているように見えますが、実はこの時が一番赤みが強く、針跡の盛り上がりもはっきりしていました。
というのも入浴直後だったから。(諸事情で長男と次男を同時にお風呂に入れるのが鬼仕事なため、お昼に済ませる事が多いです)血流が良くなって赤みが強くなったのだと思われます。
そのため入浴直後の写真撮影は悪化してる!と思うかもしれないので、時間を置いてからとる事をおすすめします!
接種翌日 夜

朝と比べると周囲の赤みが減り、針跡の部分がはっきりわかる状態に。
周りが薄くなっただけですが、かなりホッとしました。
接種2日目 朝

周囲の赤みがさらに落ち着いてきました。
針跡の部分はまだ赤みがありますが、膿が出たりはしていません。
接種2日目 昼

この頃になると、針跡の部分の赤みも徐々に薄くなってきました。
接種3日目 朝
この日はほぼ変化がなかったため撮っていません(;^_^A
接種4日目 朝

接種4日目。針の部分がうーっすら見えるくらいまで薄くなってきました。
大丈夫だろうと思いましたが、念のために予防接種を受けた病院を受診。
これまでの経過写真と一緒に診てもらいました。
先生から太鼓判をおしてもらい、ようやくホッと一息つく事ができました。
あー、よかったよかった。
これからBCGを受ける保護者の方に伝えたい3つの注意

今回の件で、これからBCG予防接種を受ける保護者の方に伝えておきたい3つの注意点をまとめました。
- 予防接種当日の肌着はノースリーブで!
- 経過写真の条件をそろえる
- 注射部位の観察はほどほどに
①予防接種当日の肌着はノースリーブで!

BCGは基本的に上腕に注射をします。そのため、半そでタイプの肌着だと注射部位とかぶってしまいます。
そして他の予防接種と違う点は、薬液を自然乾燥させるために10~15分は触らないようにしないといけない、という事。
注射してギャン泣きの赤ちゃんをなだめながら、薬液に触れないように抱っこでひたすらあやさないといけません。
ノースリーブであれば肌着の心配はしなくていいので、ぜひノースリーブでBCG予防接種に臨みましょう!
②経過写真の条件をそろえる

医療機関からBCG予防接種の後は、1週間ほど注射部位を観察するように言われると思います。
いざ赤みを帯びてきて心配になった時に、経過を可視化できるので毎日写真を撮る事をおすすめします。
また、時間帯や向き、光のあたり具合など条件はなるべくそろえた方が比較しやすいです!
③注射部位の観察はほどほどにする

②で「観察が必要」と述べましたが、気にするあまり何度も確認しすぎると・・・
と、実際どのくらい赤みが引いたのか分かりにくくなります。
写真を撮っていても、ちょっとでも条件が違うと全然違う写真になるのでちょっと不安になるんですよね。
何度も見たくなる気持ちはすごーーーくわかります!
ですが、朝・昼・夕と時間を決めて観察した方が、変化が分かりやすいうえに変な不安を抱える必要がなくなりますよ。
迷ったら、落ち着いてとりあえず医療機関へ相談を!

もし「もしかしてコッホ現象・・・?」と不安になった保護者の方へ。
ネットで調べると不安な情報も出てくるのですごく焦ると思いますが、まずは落ち着いて医療機関に相談してください!
次男の場合、赤みが落ち着いてきたものの長男の時と経過が違っていたので、念のために受診しました。
この記事が、不安を抱えている方の参考になりますように。
最後に・・・このブログでは今回の記事や過去の経験、失敗をもとにした育児備忘録や・・・


ママ目線で見た、防災のブログも書いています。
子ども達を災害から守るための参考になればうれしいです!


最後までお読みいただきありがとうございました!